カーペット+壁紙の専門誌『AGI』

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土佐和紙壁紙のメリット・デメリット【壁紙スペシャリスト監修】専門誌

壁紙スペシャリストの専門誌
「WALLPAPER TIPS」:壁紙に関するヒント
壁紙のコト・ハウツーなどをご紹介しています。

 

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近年では壁紙ブームの中で様々な種類の壁紙をみることが多いかと思われます。
建築現場で建材として使用されているビニルクロス。
コーディネーター・デザイナー・DIYなどで使用されている輸入壁紙。
自然住宅、設計士などで使用されている和紙壁紙や自然素材壁紙、織物壁紙。
店舗・商業施設などで使用されているデジタル、インクジェットプリントクロス
などなど

壁紙はどこでも身近に貼られております。

その中でも AGIショップが皆さまにお届けしています 和紙壁紙のメリット・デメリットをご紹介します。

 


■ その前に壁紙って紙なの?

ということを思いますよね。
壁紙は紙です。

ビニルクロスや一般的なメーカーから販売されているクロスは 表面がビニル・織物・和紙・自然素材でその裏が紙質になっているのです。
裏紙や裏打ち紙という言葉を 聞くかと思います。簡単に言うと表面材の裏地が 紙になっているです。
裏打ち材には普通紙・難燃紙・無機質紙・織布などが使われています。

でも 紙って原料は何でしょうかね?
最近よく聞く不織布(フリース)も 紙と言えば紙なんですが 素材はポリエステル
ビニルクロスの紙は原紙に難燃処理を施した原紙。


紙って色んな感じで不思議ですね

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和紙壁紙ですが AGIの   明紙 Wallpaper  の塩化ビニル不使用のPVCフリー壁紙には
壁+和紙(土佐和紙壁紙)・壁+紙(月桃紙壁紙)・壁+織物(トミタ織物壁紙)・壁+不織布(Omexco輸入壁紙)があります。

壁+和紙(土佐和紙壁紙)
自然素材を用いて機械で漉いた和紙です。
機械漉きなので一般クロスのようにロール反でつくっているので 通常のクロスのように壁に貼れるのです。
施工は通常の手漉き和紙のようにミミを重ねて貼ります。

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壁+紙(月桃紙壁紙)
沖縄県月桃を用いてつくった壁紙です。
裏打ちがありますので一般メーカーにある和紙壁紙や自然素材壁紙などと 同じと思っていただければよいかと思います。

月桃紙壁紙は重ね裁ち 撥水加工ではないものだと重ねて貼ることができます。

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和紙壁紙のメリット・デメリット

では 土佐和紙壁紙のメリット・デメリットをご紹介いたします。

 

■ 和紙壁紙のメリットは


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  1. やっぱり調湿効果に優れていることでしょう。
    漉いた紙なので通気性はもちろんのこと、湿気を吸ったり吐いたりします。

  2. 基本的に和紙は、楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)などの自然素材のみを原料にしていますので シックハウスの原因となるホルムアルデヒドを 放出しません。
    有害物質を低減し、室内の空気がきれいということですね。

  3. 室内に差し込んだ日の光や照明の明かりなどを 柔らかに室内を包み込みます。
    和紙の表面は無作為に並んだ繊維が光を乱反射させますので 目に優しくて目が疲れにくいのです。

  4. 和紙は腐れば肥料になり 燃やしても有害物質の出ないので 地球に優しい自然素材 なです。

  5. 風合いが優しいこと。温もりがあり 触っても優しい感触で落ち着きのある空間で過ごすことができます。

  6. 施工面では つなぎ目を重ねて貼るので 経年のつなぎ目の空きやめくれがないことまた 次に貼り替える時は 剥がさなくて重ねて貼れることです。
    ゴミの軽減に繋がり環境に優しい持続可能な取り組みになりますね。

幅は 1mで縦横どちらでも貼れます。
壁の出隅で切ってもビニルクロスのように めくれかえることもないです。
クーラー周りのつなぎ目も重ねることで簡単に貼れます。
手漉き和紙のように 袋貼りもすることもなく 通常のビニルクロスなどのように 施工ができます。

 

■ 和紙壁紙のデメリットは
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  1. デメリットと言うのはビニルクロスの反対・メリット部分でしょう。
    それで終わり?
    水に弱いという欠点があります。
    紙製品ですので 水分汚れは通常の紙と同じように染みこみます。
    撥水処理はしていますが ビニルのようにはいきませんので 水や油の汚れはシミになりやすい。
    またゴシゴシこすって掃除すると紙の繊維がとれてしまいます。

  2. 下地の影響が表に出てくること。
    これは 経年のものと 急きょ起こったものに分かれますが。
    雨漏りなどした場合 表面に染みがでてきます。
    ビニルの場合は 中々表面に現れませんが。
    和紙は表面に現れます。
    それは 問題が起きたことを知らせると言う意味ではメリットといえます。
    パテの部分の色やムラなども 経年により現れます。
    これは 織物クロスでもあると思いますが 湿気などでパテ部分によく現れます。
    ボード面が呼吸をしているという事といえます。

  3.  施工の際には糊が付いたりするとビニルのように 拭き取るのが難しいため 施工は丁寧に またの工期も十分にとって施工することです。
    調湿性があると言うことは ビニルクロスのように 貼る時 糊つけ何枚も塗っておいとくと ひっついてしまいます。

  4. 下地処理をしっかりしないといけません。
    パテは もちろんシーラー処理も必要で しっかりと乾燥してから貼ることが大切です。

  5. 経年の色変化がある。
    これは紙製品に限ってではないですが 紙の場合はその変化が 味わい深くなっていくのですが 劣化や汚れと思われると難しいものでしょう。

いかがでしたか?

メリットとデメリットって人の視点が変われば どちらにも変わりますが 水周りに使う場合には 水がかかるところは 見切りパネルや他の建材をうまく使ったりするといいでしょう。
施工面も日数に余裕を持たせれば 丁寧に行えれる仕上げですので結果的には良いでしょう。
ビニルクロスのようにササッと貼ったり 汚れたらササッと拭いたりと効率がよい場には少し合わないかと思います。

今では様々な種類の壁紙があります。
古くから愛用されてきた 和紙の壁紙を貼って心地よい空間で過ごしてみてはいかがでしょう。

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