ダニ
人間の生活空間には必ずダニが存在します。
家庭において多いのは 寝具 でカーペットの100倍以上とも言われています。
又、木床(フローリング)上のダニは、畳、カーペットに比べ1/2位ですが木床(フローリング)の間隙に存在し、舞い上がる率が多く、ぜん息の原因にもなります。
室内のダニの93%以上はチリダニで人を咬んだり、吸血はしません。
人を咬むイエダニは、ネズミの減少のため、ほとんどなくなりました。
欧米人の場合ダニの存在は、当然であるとして、ダニ問題には関心がない様です。
防虫カーペットの効果も現在では有限の様です。
■ カーペットの種類でも特におすすめなのは
高品質のウール織カーペット。
羊毛はその特性として常に湿度を 50~60% に保とうとします。
ダニは湿度が 70%以上の 環境でなければ成育出来ません。
化繊のカーペットでは生きることが 出来ても ウール100%のカーペットでは生きられないのです。
ダニは高温で湿気の多い環境を好みます。
温度25~35℃ 湿度65~85%が ダニの最適な繁殖条件とされています。
■ ダニを減らすには
①風通しをよくし湿度を 下げること
②週2回以上電気掃除機で 丁寧に掃除することがポイントです。
1回の掃除でとれるダニの数を比べてみると・・・
(1㎡当たり)
●カーペット表面 280匹
●畳 340匹
●寝具トータル 660匹
掛け布団表裏 50匹
掛け毛布表裏 160匹
シーツ類 310匹
敷ふとん 140匹
■ カーペットでハウスダスト対策!
近年では 花粉や微粒子など ハウスダストアレルギーも多くなっています。
外ではマスクなどしていますが お家ではマスクをなぜしないのでしょうか?
フローリングや塩ビ床など硬質な床では ハウスダストが舞い上がりやすいと されています。
又 塩化ビニルクロス ビニールシートなどの 仕上げ材が多いお家では 経年劣化による塩化ビニルの有害なプラスチックの舞い上がりなどもあります。
塩ビのダストがある家庭の子どもと喘息・アレルギーや症状の関連性や(Bornehag et al. 2004, Bornehag et al. 2005)
子どもに見られる発達障害の1つであるADHD(注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害)との関連性が指摘されています(Kim et al. 2009)。
近年、カーペットは「ハウスダスト舞い上がり抑制効果」が期待されています。
カーペット敷きには もともとダストポケット効果(糸部分でハウスダストを取り込む)がありますので ハウスダストの舞い上がりを抑え 室内空気環境を整えます。
カーペットがいいと云っても 商品がなんでも良いという事ではありません。
永く使っていくには高品質なカーペットを
数年で敷き替えるもしくは ラグのような敷物を取り替える場合は低品質なカーペットを。
ライフスタイルに合った選び方をするとよいでしょう
毎日の暮らしをより豊かに 地球に優しいサステナブルな空間へ。
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